豆と日本人の深い関係

豆は貴重なたんぱく源

豆は、日本人が大昔から常食してきた五穀(米、麦、豆、粟、黍(キビ)または稗(ヒエ))の中の一つに数えられています。昔の人たちは大豆の栽培だけではなく、豆腐や凍り豆腐などの加工品、みそやしょうゆなどの調味料を生み出し、はるか昔から、貴重なたんぱく源として大切に守り続けてきたのです。

日本の風習と豆

日本の風習と豆

日本人と豆との関係を裏付けるように、豆には今でも伝わる風習が数多くあります。おせち料理は「今年も忠実(まめ)に暮らす」との願いを込めて黒豆を食べる習慣です。豆まきを行う節分は、平安時代に行った厄災をもたらす邪気を追い払う儀式の「追儺(ついな)」に由来するという説が有力です。また豆を焼いて、天候と豊凶を占った農耕行事もあったようです。また仏教界では、「魔目(まめ)=鬼の目」に向かって豆を投げつけ、「魔滅(まめ)=鬼を滅ぼす」ことができたという伝説も。 このように日本人と豆には密接な関係があるのです。

大豆は日本人の遺伝子に適した食材

大豆は日本人の遺伝子に適した食材

人類の長い歴史を見ると、そのほとんどは飢餓にさらされ、少ない食糧をいかに効率よくエネルギーに変えるかが重要な能力でした。特に日本人は粗食を効率よくエネルギーに変えられる遺伝子を持っているため、欧米食をとるとカロリー過剰になって健康を損ねやすい傾向にあります。日本が世界的な長寿国でいられるのは、伝統的な米、大豆、魚、野菜が中心の日本食のおかげともいえます。